どうも、バキバキです。
相変わらず、リアルでミステリアスな裁判を傍聴しています。あれから実際にサイトで動画を購入し、調査した担当者2人への証人尋問。そして論告求刑がありました。
※担当者への証人尋問については、捜査側の行動を確認する内容なので、掲載は控えます。
論告・求刑
求刑4年。
・被告人がトイレに入った直後から録画がスタートしており、スマホを操作している姿が防犯カメラに映っていることから、アプリでカメラを操作していた事は間違いない。
・ある被害者に、サイトで販売されていた動画を確認してもらい、映っているのが本人である事が証明されている。当人も厳重な処罰を望んている。
・押収したデータからは、のべ240人分の撮影が確認されており、いずれも販売される危険があった。データの一部は既に販売されてしまい、とりかえしがつかない。
・身勝手極まりない犯行で、極めて巧妙かつ悪質。今回は執行猶予中の犯行であり、反省の色も見られない。盗撮や販売のノウハウを持っており、再犯の可能性は高い。
最終弁論
無罪を主張する。
・被告人がトイレに入室した直後に録画が始まっている件は、事前にカメラがセットされており、被告人が入ったタイミングに合わせ、誰かが遠隔操作で録画スタートした可能性がある。
・販売サイトには販売者用ページが存在しない。サイトに公開されているサムネイル画像や説明文のデータが、押収されたPCにはなかったはず。
・今回対象となっている動画は、逮捕された数日後にサイトで販売開始されている。拘留されている被告人が、動画を販売する事は不可能である
・家宅捜索時に押収したPCやスマホ内のデータやメールのやりとりについては、違法な捜査によって押収されたものなので、証拠能力は無い。
※ここに記しているのは、ごく一部です。本当は検察側も弁護側もとても長く、予定の時間をオーバーしていました。ボリュームありすぎて、自分もメモしきれませんでした。
※ブログに書いても問題ないと判断した部分のみ記していますが、もし問題ある点、誤った情報の記述等ありましたらすぐ対応しますので、ご指摘宜しくお願いします。
次はいよいよ判決です。